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お盆の由来

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(1)お盆とは
(2)お盆の期間
(3)迎え火と送り火
(4)お盆の供養
(5)盆提灯
(6)お仏膳の名称と使い方


(1)お盆とは

正式には「盂蘭盆会」といいます。
盂蘭盆とは、地獄や餓鬼道に落ちて逆さ吊りにされ苦しんでいる霊を救うという意味があり、そのための供養を営むことを盂蘭盆会といいます。
お釈迦さまの弟子の目連尊者は神通力があり、ある時、亡き母が餓鬼道に落ちて苦しんでいる姿を見ました。
そこで目連はお釈迦さまに母を救う方法をたずねると、「母が生前、他人に施しをしなかった代わりにお前が僧侶達の夏の修行のあける7月15日に、多くの僧侶や貧困に苦しむ人々にご馳走を与え、それをもって供養をするように」と教えられました。
教えの通りにすると、目連の母は極楽往生がとげられました。
この故事が盂蘭盆会のはじまりといわれています。
それ以来(旧暦)7月15日は先祖や亡くなった人達が苦しむことなく、成仏できるようにと、私たち子孫が報恩感謝をささげ、供養をする重要な日になったのです。

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(2)お盆の期間

旧暦の7月15日を中心に、13日を迎え盆、16日を送り盆とし、この4日間がお盆の期間となります。
しかし、現在では8月15日を中心にひと月遅れで盆行事を行うのが一般的になってきていますが、関東では7月のお盆の風習が残っています。
これは、明治以降、当時国民の8割を占めていた農家の人々が7月15日が農作業の最も忙しい時期と重なるため、お盆をひと月遅らせ、ゆっくりと供養できるようにしたからです。

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(3)迎え火と送り火

お盆には先祖や亡くなった人たちの精霊が帰ってくるといわれ(浄土真宗では霊魂が帰れるとは考えません)、13日はその霊が迷わず帰ってこれるように迎え火を焚き、盆提灯を飾ります。
16日には、お盆の間一緒に過ごした祖先の霊を送り返すため、帰り道を照らすための送り火を焚きます。これを精霊送りといいます。
京都の夏の風物詩である大文字の送り火も毎年8月16日に行われる精霊送りの火祭りなのです。

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(4)お盆の供養

多くの地方では、祖先の霊を迎えるための精霊棚(盆棚)を13日の朝につくります。
精霊棚の奥中央に、先祖の位牌を安置し、その前に茄子で作った牛や胡瓜で作った馬を供えます。これは先祖の霊が牛に荷を引かせ、馬に乗って行き来するという言い伝えによるものです。
その他、香・花・灯明・浄水・盛物・果物・野菜・そうめん・餅・団子・故人の好きだった食べ物、そして洗った米に茄子・胡瓜などをさいの目に刻んだものを混ぜて蓮の葉の上に盛り付けた、水の子と呼ばれるものも供えます。

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(5)盆提灯

盆提灯は精霊を送迎するための道しるべのほかに、精霊に安らかに成仏していただくための祈りと感謝の気持ちを込めて飾られます。
新盆には、親戚をはじめ、故人と親しくしていた方々が、故人の供養のために盆提灯をお供えされるので、 盆提灯は多ければ多いほど、いかに故人が慕われていたかが示されると言われています。
盆提灯は基本はお仏壇の両脇に対で飾りますが、最近はスペースなどの事情からよいものを片側に一つだけ飾ることも多くなりました。
お供えにおくられる場合は、1対でも1つで贈られてもどちらでもかまいませんので、予算と贈り先のお宅の事情に合わせてお選びください。


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(6)お仏膳の名称と使い方

お箸を仏前にしてお供えします。

  • お椀の並べ方
    全国的に標準な並べ方ですが、地域・宗派により上記の並べ方と異なる場合もあります。
  • 仏膳椀
    別名九重椀(フタを含めて9枚)とも言い、亡くなられた仏様に供える精進料理の什器です。
    お供えは生きている人にお給仕するのと同じように毎日欠かさずしたいものです。
  • お椀の名称と料理
    飯椀:ご飯、汁椀:お吸い物・みそ汁、平椀:煮込みもの、ツボ椀:煮物・ゴマあえ、高皿:漬もの



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